我慢ばかり、と文句をいう時間があるのなら

我慢ばかり、と文句をいう時間があるのなら

日本に居て、ニュースをみていると、コメンテーターと言われる人たちの多くが、こんな感じのことを口にする。 

共感をしないと叩かれるからなのか、「もう我慢ができないですよね・・。だから、出かけちゃいますよねぇ・・・。」 緊急事態宣言がでて、コロナにかかっても治療すら受けられない、10人に1人しか病院へ行けない、そんな時期に、我慢できないよね、的なメッセージをTVやワイドショーで発するのは意味があるのか? 

「そうですよねー、きついですよねー」っていうやりとりのクダりもマジいらない。 街中の人手が減らないことの正当性を伝えるようなコメントなどいらない。

仮に、自分の大事な人が自分が出かけたら死ぬ可能性が高まる、と言う設定なら「旅行もいけない、去年のGWも出かけられなかった、もう我慢できないー、ちょっとならいいでしょうー」などと、あなたは言うだろうか? 自分が重症になる設定で、苦しくても病院にもいけないですよ、という決まりが見えていたとしたら「お酒が飲めないのはありえないから、路上で人なんて関係なく大騒ぎで飲んじゃうー」なんて言うかな。


出来ないことばかりにフォーカスしてないでさ。 どうすれば、自分は予測ができない事態に「適応」出来るようになるのかの方法を、実感として体感として、苦しみを、我慢を、現実にヒシヒシと感じている”今”だからこそ、真剣に考えられるチャンスなんだから。その負のエネルギーを、どう「正」に転じていくか。

それを考えたもん勝ちって気がするよ。


仕事だって大変になった人がたくさんいる。大変になったのがもしあなたなら、仕事の在り方をどう変更すればいいのか、コロナが収まったら自分はどうやってお金を稼いでいこうか、どうやったら一つの仕事を失っても大丈夫だ、と思える自分に出来るのかって、模索する時間を作っていこう。そうじゃなくても、考えていこう。

夜の時間はたっぷりある。お酒も飲まなけりゃ思考もはっきりしているだろう。今まで通りじゃマズいぞ、と、自分の人生を見直してみようよ。 「文句や不満」に「自分の思考とエネルギー」を費やすのは本当にもったいない。 

それって、何も生み出さないだけじゃなく、ストレスというものを自分で生産しているようなものだからね。 「今までの概念は、今後通用しなくなるよ」っていう強いメッセージが「コロナ」なんだと思うよ。

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