本当に大切なら

本当に大切なら

沢山の相談を受けている経験から、そして私自身も3人の子育ての経験から思うことを書いてみる。 
ここに書くことは、私の考え方だから、正しいか正しくないかではなく「へぇ、そんな考え方もあるのね」という感じで受け止めてくれれば嬉しいし、「参考になった」って思ってくれるなら、もっと嬉しい。 結論から言えば、家族や大切な人に対して、その人のことを本当に思うなら「過保護になってはいけない」と強く思う。  オーバープロテクションは、「毒」にしかならない。  

有名な曲に「守ってあげたい」というのがあるが、『守り方』、要は、方法が大切で、間違った『守り方』をするなら、その人自身をダメにする。心配なあまり、守りたいと思ってする行為が、どんどんその人を崩していくことになるのかもしれないのだ。特に、不具合なことの隠蔽の手助けをしたり、ごまかしの手伝いをしてあげたり、本人のためにと、裏から手を回す行為をしたり、本人が怠けた結果をカバーしたり・・・などなど、例を上げたらキリがない。 


特に、子供が大人になってからも、マジの特殊な場合を除き、お金を与え続けるのは「全くもって」賛成はできない。男女間でもそうね。「貢ぐ」という行為にプラスの意味はない。  お金は”エネルギー”なのだから、正しく使わないと怖いんだよ。 本当に大切なら、その人のために「厳しさ」が必要であるということを忘れないでほしい。 

驚くことに、実は、まともに見える”甘やかしているほう、助けているほう”に、大きな問題があることがとても多い。 
私がやってあげないと・・・、というのは、本当に大きなお世話、買い被り。
頭を打たせることも勉強なの。自分も経験から学ぶことがあったはずだと思い出した方よい。   

以前のコラムにも書いたが、「嘘はばれる」時代に入った。不都合な事実は、決してプラスに転じない。正直さ、誠実さ、に”価値”が付いてくる時代だと、心に留めおいた方がいい。そして、それって、言うのは易し、実行するのは難し、なんだよな。本当に。   自分も、大事な人にこそ、アドバイスはするが、”過剰な”手出しをしないでおこうと、日々戒めている。

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